スターデルタ起動器

三菱の3接触器式スターデルタ始動器ってさ

弊社3接触器式スターデルタ始動器(EYD形)では、スター用接触器(MCS)の遮断責務を無くすために、スター始動電流をメイン用接触器(MCM)で遮断する方式としています。これによりMCSの短絡方式をデルタ短絡としてスター短絡時よりも小さいフレームを選定しています。

って書いてあるのよ。これって、普通の負荷が設定どおりに起動するときはこのとおりなのだけれど、ときどき重負荷起動になり、スター時に負荷拘束になってしまうことがある、ような負荷を相手にするばあい、このときどきの重負荷時にはスター用接触器で負荷を遮断することになってしまうので、スター用接触器の選定がまずい、ということになるんだな。まぁそんな重負荷にスターデルタ起動器を使うなっていう話なんだろうけど。でもときどきなのよ?定常時は無負荷から起動できるのよ?選定難しくない? っつうかやはりスター用接触器を三菱のこれを参考にケチっては駄目だというだけの話か?

スター接続中に、Off PB から切られたとき、MCMの開と、MCSの開が同時という制御回路なのよ。MCMが切れてからMCSが切れるようになれば良いのだから、THRのb接ところにOFF PBがあれば良いのか? あれ? なんでそうなってないの三菱さ~ん。
まぁ気持ち悪いけど。気持ち悪く感じるのは、MCMが溶着したらOff PB でモータが止められなくなる場合があるからなんだな。でもサーマルが動作するような異常時には、MCMを先に切りたいからこの回路なんだもんな~。
人間判断で重負荷時に起動を諦めるようなとき、やっぱりダメなのよ。なんかモヤる。

スターデルタ起動器を使ってよいのは、ファン・ポンプなどの起動時に軽負荷になるとはっきりしているときだけ。
ときどき重負荷になってしまうことがあるような工作機械の起動には、素直にリアクトル起動を検討したほうが良いし、三菱の3接触器式スターデルタ起動器は使えません!ってこった。

ときどき重負荷起動になっちゃうような機械に適用するときは、スター始動電流をスター用接触器で遮断できる選定にしましょう。
ってことで良いでしょうか?