「プラスチック・ワイヤー」を米社が発表、銅線比20%の重量で同等の導電性を確保 ― EE Times Japan

http://eetimes.jp/article/22522/

ネタ元は/.j
http://slashdot.jp/articles/08/11/12/0743256.shtml

ということで、プレスリリースの日本語訳希望。
あと耐熱性と通電可能電流特性。耐電圧は絶縁物次第なんだろうから敢えて聞かない。でも、銅線より表皮効果を抑えることができるという話が/.jでは出ているので、高電圧用途も考える人居るのではなかろ~か。でもまぁ、まずは高周波用なんだろうな。

耐熱性がさ、射出加工可能という時点で相当低くなりそうな気がするので、やはり電力用には使えないんだろうなぁ。と。
逆に言えば安全上好ましいという話はある。導電部が先に燃えるor融けるしてくれるので、絶縁物の耐熱性を上げる必要ない訳だ。

いや~。銅線よりも安いっちゅ~なら、まずはIV線準拠な電線をリリースしてくれれば良いのに。そもそも圧着端子って適用できるのかな?

ちなみ、/.jでも話題に出ていた、アルミ電線ですが、これのアルミ導体はすぐ錆びるので、さび除去&さび止め処理をしたうえで、作業直後に銅圧着端子を接続する、という割と職人技な接続作業が必須。という点で、大変使いにくい代物です。

このプラスチック線、そういう物理的な素性がもう少し明らかになってくると良いのですが。IV線準拠な電線を製作できない理由が判ればその辺も自ずと明らかになるかな。と。まぁ一番難しいのは耐熱85℃だろうとは思う。逆にコレを守るために抵抗値は良いのに電流制限が半端なく厳しくなるのではなかろうかと予測。