PID制御について判りやすく詳しく書かれている。PIDパラメータ決定は「経験と勘と度胸」とか言っている向きは絶対読むべし。役に立つはず。
著者の広井和男さんは、エム・システム技研のエムエスツデーで「PID制御のお話」という連載をしていたんですね。この本の概略みたいな連載でした。擬人化がちょっとユニークで判りやすかった印象でした。
私自身も「経験と勘と度胸」のクチだったので、自分が現場で試行錯誤していた現象がきっちり数式と文章で解説されているうえに、そのほかの調整方法が沢山掲載されていて大変参考になりました。
付属のシミュレータはちょっと安定感がイマイチな感じなうえ、やっぱり実機との乖離が埋めきれてなくて使いこなすのは難しいかも。本文を精読してからCD-ROMに手を出すようにしないと駄目だと思います。
http://www.m-system.co.jp/mstoday/mstop.html
↑エム・システム技研のエムエスツデーのページ。「PID制御のお話」ちう連載参照。
シミュレーションで学ぶ自動制御技術入門(計測・制御シリーズ) | |
広井和男共著・宮田朗共著 出版社 CQ出版 発売日 2004.10 価格 ¥ 2,940(¥ 2,800) ISBN 4789837130 bk1で詳しく見る |