郵政民営化のつづき。

http://d.hatena.ne.jp/kenyam/20050815/1124118925
おとなり日記でトップだった↑kenyamさんの日記がちょっと気になったので書く。
郵政民営化法案自体は、何度かの修正の末生まれた妥協の産物に成り下がっていて、たとえば、何で10年間も政府が持ち株会社を100%支配するんだ?!に答えられなかったりする。
でも、この条件を含んで妥協し、何とかまずは法案を通し、きっかけを作りたかったワケですね。小泉さんたちは。
だから本来の理念から考えたら、この項目は大変余分なワケですが、郵政民営化反対の人たちと妥協するためには付け加えざるを得なかった部分、と自分は理解しています。

また、一個前のエントリで、メディアは政局スギ。と語られていましたが、これもまったくその通りで、メディア的にはそれのほうが判りやすくて面白いからなんですね。
政治家の人たちがテレビに出てくると、政治家の人たちはせっかくだから政策をちゃんと説明したいと思っているのに、メディアのほうの人間は、「小難しい話をされてはたまらん」とばかりに政局なりの面白い話をさせようと話を遮る感じなんですよね。あれは見ていて大変不愉快だ。

俺は先日出てきた民主党案を少し検討してみたいよ。郵貯の枠を半減して、その資金を民間に、とかいう話みたいだったけど、郵政事業の体力を半減させてから民営化では、余計に辛くならないのだろうか? それって小泉さんたちの案よりも、反対派が妥協しやすいものになるのか? という視点で眺めてみたいのだけれども。あー、もしかして小さな公社を残すつもりなのかな? それは賛成できないんだけど....。要調査。