大ロボット博見てきたよ。

会場の最初と最後で演出されていたFANUCのロボットが日本の博物館らしい。と思った。実際最後のFANUCが、大人たちの感動を一番集めていた気がした。

んで、森山さんがこんなこと書いている。

http://www.moriyama.com/diary/2007/diary.htm#diary.07.11.26

最近ますます、いわゆるサービスロボット市場も、結局、産業用ロボットを手堅く進めてきた安川電機ファナックあるいはKUKAみたいな会社が持っていくのではないか、という気がしてきている。

普段産業用機械と産業用ロボットを相手にしているオイラもそう思う。会場の中ほどで動いていた食事介助ロボットの剛性のなさ加減には驚いた。また、食品のような不定形なワークを相手にする場合に、ビジョンセンサの手助けを借りて自動制御をしないのであれば、人間の仲介は現在の技術では絶対に必要のはずなのに、そういう方面の展示が食事介助ロボットにはまったくなかったので、実用は遠いな、と思った。逆に剛性が十分あり、正しい軌跡をなんどでも描けるのであれば、お皿や食品のほうを人間が動かしてあげることで、あのロボットを使いこなすこともできるのだろうけど、それだけの再現性がアレにあるのかどうか....。
産業用機械とでは、現在は価格が10倍ぐらい違うのだろうけれども、ハードウエアの進歩はソフトウエアのそれに比べて確実に速いので、ああいうアプローチからでは成就しないだろうと思う。民生品の組み合わせで早急に実践を目指すより、FANUCのロボットに足が生えて、同じ品質のロボットの価格が10/1になる未来のほうが自分には想像しやすい。

また、産業用ロボットの教示(=ロボットに対する動作プログラミングのこと、かな)も、情報技術の進歩で確実に簡単になってきた。人工知能の方面の研究が頓挫している現状、産業用ロボットの教示作業を民生ロボットに落とし込むアプローチもあり得るのではないかな。と。

あとは逆にサイバーダイン社さんの方向だよね。アシストだけをするという。あれはメカだけで行けるので、介助ロボット方面にはいろいろ有効なのではないか。と。産業用でも、あの手のロボットというか、装置は増えている気がする。

今週水曜日から、ビックサイトで「国際ロボット展」がある。楽しみ。