九州国立博物館の冷媒ガス、部品点検中に噴出 : 週間ニュース : 九州発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090310-OYS1T00209.htm?from=nwlb
作業中事故に遭われた方たちのご冥福をお祈りいたします。
しかしこれはまた微妙な感じやねぇ。点検作業中に加圧されたままの配管をばらしたのだとしたら当然の結末なような気もするし、化学プラント工場などの現場では、こういう部分って改善がすすんで、日常業務のなかではこういう事故って少なくなってる。

逆に熟練労働者が減っているので、点検作業中とか稼動準備中などの非定常作業でのトラブルや事故がとっても増えているのだよ。四半期に一度とか年に一度程度のマニュアル作業ではないもの、マニュアルはあったとしても想定外の事例が多くてマニュアルがあまり当てにできず、現場の判断で作業を進めざるを得ない作業など。

作業者が配管の中はアンモニアだということを知っていたか、と。アンモニアがどのような物質なのか、を教育されていたか、が問題になるんだろうなぁ。
ひどい現場だと、作業責任者が知らなかったりするからな....。

11時10分の発生かぁ。作業者は点検中なんだから当然ガスは抜いてあるもの、と思い込んで作業していたのだろうなぁ。ところがガス抜き作業が終わっていたのは1号機だけで、2号機は作業中だった、とか。まぁそんな事例なのかなぁ。と。

また事故報告書が出てきたら詳報してください>マスコミの方々。


え〜と、該当施設は今日大事をとって臨時休館のようですが、設備自体には全く問題ないでしょうし、アンモニア式ヒートポンプ自体もありふれた設備で問題ないです。アンモニアなんかはすでに綺麗サッパリ揮発してしまっているでしょう。

ちなみに、環境問題がこれほど言われる前は、ヒートポンプの冷媒といえばフロンでした。フロンだったらこんな事故にはならなかったのにね〜。電気代もずっとお安めになりますし〜。とか言ってみたり。アンモニア式って、フロン発明以前の冷媒なんですよ。フロンが使えなくなってしまったので需要が戻ってきているという状況らしいです。まぁそれを言っても仕方ないですわな。