メモをするのはアウトプット

メモるべきはインプットではなくアウトプット - Chikirinの日記

これ読んできた。

自分、PLCのラダーを設計する人で、発注者であるお客様と打ち合わせをする訳だけど。

打ち合わせで会話をしながら、頭の中でラダー回路を設計しながら会話をするんですよね。
完成形をイメージしながら打ち合わせをする。ものづくりをする人はみんなそうしていると思うんだけど。
それをしたものは、自分が考えたことなので、お客様に言われたことよりも覚えやすく、忘れない。
打ち合わせが終わると、ラダー図が頭の中では完成していて、あとはそれを入力すれば仕事終わり。という状況にできれば完璧。

若いころ、すげーできる先輩がこれをやっていて、真似をしながらずっと経験を積んできたら、いつのまにかある程度はできるようになった。

こういうふうに打ち合わせをしないと、センサーが足りていないとか、運用で曖昧な点がある、などの指摘ができないのよ。
持ち帰って設計中に気がついて指摘をするのでは、全然周回遅れになってしまう。
優秀な設計者と平凡な設計者の差は、着手時にイメージできる完成形の完成度の差なのであるよ。

本来専門外だけれども、たまーに自分でやらなければならなくなる、機械設計などではいまだにこれが苦手で、図面を書いてみないとまるで判断ができなかったりするんだけどね。

職人さんなんかも、打ち合わせしながら施工手順を想像して、施工時に困りそうなことを質問していると思う。この施工手順の想像が、どれだけ精度よくできるかが、
見積もりの正確さに直結するし、トラブルの回避にも役立つ。そんなこともあろうかと先回りできるのは、やはり手痛い経験をしてきているから。